フローラル系の精油
フローラル系の精油は、主に植物の花から抽出された香りです。フローラルとは英語で「花のような」という意味があり、ほんのりと甘く華やかな香りがします。
心を落ち着かせたい、安心感が欲しいというリラックスタイムにおすすめで、気分転換にぴったりの香りです。ストレスを感じた時・リフレッシュしたい時・心地よい眠りにつきたい時に使ってみるがおすすめです。
ジャスミン

リラックスと感情の安定に貢献します。その芳香はストレス軽減に効果的で、不安や抑うつの症状を和らげます。また、ジャスミンの香りはセクシュアリティとロマンスに関連付けられ、性的興奮を高めるとされています。また、皮膚に対する保湿効果があり、肌を滑らかにし、傷の治癒を助けます。
ローズ

甘い芳香は、ストレスと不安を軽減し、心を穏やかにし、感情の安定をサポートします。また、ローズのオイルは肌に優れた効果があり、保湿、抗炎症、抗酸化作用があるため、肌の若返りと保護に役立ちます。生理不順や更年期症状の緩和にも使用され、女性の健康を促進します。
カモミールローマン

リンゴのような甘くフルーティーな香りが特徴の精油です。リラックス効果があり、神経系の高ぶりを鎮め、イライラや不安、気持ちの落ち込みなどを穏やかにしてくれます。慢性的な不眠やストレス過多による緊張、神経性の消化器系のトラブルにも効果的です。
カモミールジャーマン

濃厚でほのかに甘さも感じる香りで、成分にアズレンの一種カマズレンを含むため、濃い青色が美しい精油です。鎮痛・鎮静・抗炎症・保湿などの作用があり、スキンケアの得意な精油です。皮膚の痛みやかゆみを和らげ、ニキビや皮膚の炎症、火傷などにも作用し、お肌の再生を助けてくれます。
ネロリ

ビターオレンジの爽やかな香りと、ローズを思わせる甘い香りが特徴の精油です。ネロリの香りは、心を穏やかに落ち着かせ、明るさのある香りが気持ちを前向きにし、ストレスをほぐしイライラを解消してくれます。そのため、「天然の精神安定剤」と言われることもあります。
ゼラニウム

ゼラニウム精油の香りは、ローズのような華やかさとミントのようなさわやかな香りが特徴です。抗ストレスや精神安定、ホルモンバランスの乱れを整える、生理不順やPMS(月経前症候群)などの女性特有の悩みを和らげる効果が期待できます。
フランジパニ

フランジパニは、別名、プルメリアとも言います。エキゾチックで甘く、フローラルな香りが特徴です。バニラやアーモンドのような温かみのあるノートが含まれており、非常にリッチで官能的な香りです。リッチで甘い香りはリラクゼーションとストレス緩和に役立ちます。
オスマンサス

オスマンサス(金木犀)精油は、甘くフルーティーでフローラルな香りが特徴です。アプリコットやピーチのような果実のニュアンスが含まれ、非常に上品でエレガントな香りを持っています。この香りはリラックス効果と共に、幸福感や心地よい満足感をもたらします。
シトラス系の精油
シトラス系の精油は、明るく爽やかでフルーティーな香りが特徴です。柑橘類(レモン、オレンジ、グレープフルーツなど)から抽出され、リフレッシュ効果があります。
これらのオイルはストレス軽減に優れ、気分を明るくし、エネルギーを高めます。また、抗酸化作用があり、免疫システムをサポートし、皮膚のトーンを均一にし、シミを軽減します。シトラス系のエッセンシャルオイルはアロマセラピーに幅広く使用され、リラックス、活力回復、ストレス軽減に貢献し、気分を明るくし、心身の調和を取り戻します。
グレープフルーツ

爽やかな柑橘系の香りで、リフレッシュ、デトックス、殺菌消毒作用などがあります。香り成分には「リモネン」「ヌートカトン」が含まれ、交感神経を活性化させ、血流を促したりエネルギー消費を高めます。
ベルガモット

柑橘系のさわやかでフレッシュな香りとフローラルな甘い香りです。主成分は、ラベンダーにも含まれる「リナロール」や「酢酸リナレル」です。また、「リモネン」も含み、リフレッシュ効果と血管拡張作用が期待できます。
パルマローザ

イネ科の多年草で、レモングラスやシトロネラの仲間です。華やかなフローラルシトラスに草のような爽やかな印象の香りが特徴です。主成分であるゲラニオールは、抗菌・抗真菌・抗ウィルス作用や免疫力調節作用を持ちます。
タンジェリン

甘くてフレッシュな柑橘系の香りが特徴です。「リモネン」や「ガンマテルピネン」が含まれ、ストレスを和らげ、気分をリフレッシュさせる効果があります。抗菌作用や消化促進作用もあり、健康維持にも役立ちます。
ハーバル系の精油
ハーバル系の精油は、主に植物の葉から抽出された精油のグループで、ハーブや薬草のようなすっきりとしたグリーンな香りが特徴です。
グリーンで薬っぽさやスパイシーも感じさせるような香りで、気分をリフレッシュしたり、集中力を高める雰囲気づくりによく使われます。
セージ

気分が落ち込んでいる時や頭をすっきりさせたい時に使われます。セージの香りは、クリアで爽やかで、ハッカにも似た香りが特徴です。主成分である「ツヨン」や「タンニン」は、抗菌・抗ウイルス効果が期待できます。
クラリセージ

フルーティで落ち着いた重いハーブの個性的な香りで、緊張やイライラを和らげてリラックスをもたらすと言われます。また、鎮静・抗うつ作用も期待できることから、不安やストレスを軽減し、気分を安定させてくれるはたらきも期待できます。
スイートマージョラム

温かみがあり甘くややスパイシーな香りが特徴のアロマオイルです。リラックスしたいときに効果的だとされています。副交感神経を活性化させ、自律神経を整え、不安な気持ちを和らげます。緊張などで高ぶった興奮状態を落ち着かせます。
ラベンダー・アングスティフォリア

リラックス効果があり、ストレスや不安を軽減するのに役立ちます。また、睡眠の質を向上させ、頭痛や筋肉の緊張を和らげます。抗炎症作用もあり、傷ややけどの治癒を助け、皮膚の健康を促進します。
ラベンダー・スピカ

シャープで強いカンファーの香りがあり特有の清涼感があります。抗菌・抗ウイルス作用が期待でき、感染症予防に役立ちます。鎮痛作用もあり、頭痛や筋肉痛の緩和に効果的です。呼吸器系の症状を和らげ、集中力を高める効果もあります。
レモンタイム

レモンタイム精油の香りは、フレッシュで爽やかなレモンの香りと、タイム特有のハーバルな香りが調和しています。この香りは清涼感があり、心地よいリフレッシュ効果をもたらします。また、抗菌作用や抗酸化作用があります。
マヌカ

マヌカ精油の香りは、甘くてハーバル、そして少しスパイシーなノートが特徴です。土のような深みのある香りがあり、リフレッシュ感とともに心地よい温かみを感じさせます。抗菌作用やリラックス効果、免疫強化効果があります。
レッドタイム

レッドタイム精油の香りは、スパイシーでハーバルな香りが特徴です。強い香りがあり、温かみを感じさせるノートが含まれています。リフレッシュ効果があり、ストレスを軽減し、心身のバランスを整えるのに役立ちます。
バーベナ

バーベナ精油の香りは、フレッシュでシトラスのような香りが特徴です。レモンのような爽やかさと、甘いフローラルなノートが感じられます。リラックス効果とリフレッシュ効果が評価され、アロマテラピーで広く使用されています。
ロサリナ

ティートゥリーのような清潔感のあるハーバルな印象に、ラベンダーのような柔らかなフローラルノートが加わり、シャープさと落ち着きが絶妙に調和しています。リラクゼーション効果が期待されるほか、抗菌・抗ウイルス作用も持ち合わせており、空気の浄化にも役立ちます。
ネロリナ

爽やかなシトラスとフローラルが融合した香りで、ほんのりとした甘さの中にすっきりとしたハーバル感があります。リラックス効果が高く、ストレス緩和や安眠に役立つとされています。心を落ち着けつつ、穏やかな気分に導く香りとして、リラクゼーションやメンタルケアにぴったりです。
バジル

さわやかでスパイシーなハーブの香りが特徴です。少し甘さを感じる清涼感のある香りが、集中力を高め、頭をすっきりとクリアにしてくれます。精神的な疲労やストレスを和らげる効果も期待され、消化促進や筋肉のこりをほぐす効果もあり、心身をリフレッシュさせるアロマとして幅広く使われています。
ウッディ系の精油
ウッディ系の精油は、樹木の皮、葉、枝などを蒸留して抽出します。森の中にいるような爽やかな香りが特徴です。
ウッディ系の香りは、リラックスとリフレッシュ効果が高く、抗菌、抗炎症など様々な作用があります。また、不安感や感情的になった時の心を落ち着かせてくれる効果もあります。
アガーウッド

「伽羅」「沈香」として知られる香木から採った本当に貴重な精油。サンダルウッドのような甘さ、酸っぱさ、辛みを合わせもった、優雅で奥深い香りです。
ファーニードル

松やモミの針葉樹を彷彿とさせるフレッシュでウッディな香りが特徴です。リラックス効果やストレス緩和に優れています。風邪やインフルエンザなどの予防にも役立ちます。抗菌作用もあり、空間の浄化や消臭にも効果的です。
スパイス系の精油
スパイスから抽出されたもので、スパイシーで刺激的な香りが特徴です。スパイス系の精油は、アロマディフューザーで芳香浴をしたり、キャリアオイルに希釈してマッサージオイルとして使用します。他の香りとブレンドして使用することもできます。
スパイス系の精油は、気分をリフレッシュしたいときに適しています。また、ピリッとした雰囲気づくりにも役立ちます。
オリエンタル系の精油
オリエンタル系の精油は、官能的で妖艶な香りが特徴です。エキゾチック系とも呼ばれ、濃厚な香りが多く、香りが長続きしやすいのも特徴です。
オリエンタル系の精油は、東洋的でミステリアスな雰囲気を有するものが多く、気分転換したいときやリラックスしたいとき、瞑想やヨガなどをするときに使うのに向いています。
樹脂系の精油
樹脂系の精油は、木の樹脂や木部から抽出される精油で、独特な香りが特徴です。甘みがあり濃厚なものが多く、少量でも長く香りが楽しめます。