精油辞典：フランキンセンス

フランキンセンスの歴史

フランキンセンスは「真の香」を意味する中世フランス語が語源です。フランキンセンスの樹脂は、その採取の困難さや特定の地域に限られた自生地のため、非常に希少性が高いことから、時に「砂漠の真珠」と呼ばれることもあります。

荒野でとても乾燥した地域に生息し、その地域に住む人に役立つように乾燥を防いでくれます。
古代から香料や薬として使用され、その歴史は古代エジプトや古代ローマにまで遡り、スキンケアの材料として欠かせないものでした。

森林の空気に多く含まれるモノテルペン炭化水素のαーピネンを多く含むので、森林浴効果が期待できます。
香りはウッディで甘く、穏やかでストレス緩和やリラックス効果があります。また、精神をクリアにし、集中力を高めるとされる効果もあります。

こころ・身体への効果

樹脂は木の幹が傷ついたとき、その部分を埋めるように出てきます。精油にもその性質が見られ、皮膚や粘膜をケアする力が強く、咳で傷ついた気道の粘膜のケアや床ずれによく使われる精油です。

老化した肌や、乾燥、肌荒れなどの皮膚トラブルにも優れた効果を発揮します。

環境への効果

呼吸器系を楽にしてくれるので、深呼吸する空間に相性がよいです。
鼻や喉の粘膜が炎症している時にも、落ち着かせてくれます。

おすすめの空間・店舗

ヨガスタジオ、ピラティススタジオ

瞑想するような空間に最適です。