名前 | カモミールローマン |
学名 | Chamaemelum nobile |
科名 | キク科 |
抽出部位 | 花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香り | ハーブらしい、甘い、フルーティーな香り |
主な成分 | エステル類、ケトン類、その他 |
カモミールローマンの歴史とエピソード
花言葉は「逆境に負けない強さ」です。カモミールローマンは匍匐性の植物で、踏みつけられても負けないで育つ植物=「逆境に負けない」植物として知られています。踏めば踏むほど育つというカモミールの生命力を感じさせます。
「カモミール」という名前は、語源は地面を意味するchamai(カマイ)と、りんごを意味するmelon(メロン)を組み合わせて「大地のリンゴ」を意味する「カマイメロン」と呼んだことに由来すると言われています。主な成分であるアンゲリカ酸エステル類が、青リンゴを思わせる甘くてフルーティーな香りを作り出しています。
ヨーロッパなどで古くからカモミールを含む植物を薬草として広く利用していました。特に、カモミールの精油は、古代の医師たちによって優れた炎症や消化器系のトラブルの治療法として使用されてきました。
心への効果
「逆境に負けない」植物として知られるカモミール・ローマンは、ストレスに負けないように応援してくれる作用があります。心的外傷(トラウマ)や神経過敏症などによる情緒不安に役立ちます。
- 鎮静作用(精神的な興奮や不安、緊張を和らげ、身体や精神の状態をリラックスさせる作用)
身体への効果
カモミール・ローマンのテーマは鎮痙と鎮静です。主に生殖器と神経・筋肉、消化器に働きます。月経時のトラブルに役立ちますが、直接ホルモンの働きによってトラブルを緩和するというのではなく、締まった筋肉を緩め、高ぶった神経を鎮静することで結果として役立ちます。この働きは生殖器に限らず、消化器や筋肉、神経系にも同じように働きます。
精神的なことに起因する消化管のトラブルにも役立ちます。
保湿作用が高いので、スキンケアにも適しています。
- 鎮痙作用(筋肉の緊張や痙攣を和らげる作用)
- 鎮痛作用(痛みを和らげる作用)
- 皮膚軟化作用(皮膚を柔らかくし、滑らかにする作用)
- 保湿作用(皮膚の水分バランスを維持し、乾燥や荒れを防ぐ作用)
- 鎮静作用(皮膚の炎症を静める作用)
環境への効果
この精油は、リラックス効果が高いとされ、ストレスや不安を和らげる効果があると言われています。また、穏やかな睡眠を促す効果もあり、不眠の改善に役立つことが期待できます。ローマンカモミールは心地よく穏やかな香りで、心を落ち着かせる作用があるため、リラクゼーションや瞑想の時間にも適しています。さらに、全体的なウェルビーイング感の向上にも貢献すると考えられています。
リラックス効果に加えて、心を落ち着かせることで集中力の向上にも役立ちます。特に、勉強や仕事、瞑想の時間など、集中を要する場面での使用がお勧めです。
- 芳香効果(人々の感情や身体的な状態に与える作用)
おすすめの空間・店舗
スパ施設
リラックス効果の高い香りが、スパトリートメントの体験を豊かにします。また、心身のリラクゼーションに効果的な成分が含まれ、施設を訪れるゲストに穏やかな癒しを提供します。
カモミールローマンがブレンドされたオイル
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