精油の作用一覧|香り選びの参考となる分類用語について

精油について調べていると、さまざまな“作用名”を目にすることがあります。これらは、医薬品のような効果を示すものではなく、精油に含まれる香り成分の特徴や、使われ方を整理するためにアロマの分野で用いられてきた分類用語です。

このページでは、精油選びの参考としてよく使われる作用名を一覧でまとめ、それぞれがどのような意味合いで使われている言葉なのかを、わかりやすく解説しています。

本ページに記載している精油の作用名および説明文の一部は、『ケモタイプ精油小辞典』(日本メディカルアロマテラピー協会)より引用しています。

※ 本ページで紹介している作用名は、精油の香り成分の特徴を整理するためのものであり、特定の症状の改善や治療を目的としたものではありません。体調や健康に不安がある場合は、医療機関へご相談ください。

作用名説明代表的な精油
エストロゲン様作用女性ホルモンの一種、エストロゲンが分泌された時と同じ働きを起こす作用。アニス、クラリセージ、サイプレス、セージ、ニアウリ、
加温作用毛細血管を拡張して血行を促し、体を温めて活性化する作用。タイム
去痰作用痰を排泄して解消する作用。カルダモン、ジンジャー、ニアウリ、フランキンセンス、ヘリクリサム、ラベンダースピカ、ローズマリーシネオール
空気清浄作用空気中のウイルスや細菌を、抗菌清浄化する作用。オレンジスイート、グレープフルーツ、シトロネラ
血圧降下作用正常よりも高い血圧を下げる作用。イランイラン、ネロリ、マージョラム、ラベンダーアングスティフォリア、メリッサ
血圧上昇作用正常よりも低い血圧を上げる作用。クローブ、ペパーミント
抗ウイルス作用ウイルスによる感染を抑制する作用。グレープフルーツ、コリアンダー、シナモン、タイム、ティーツリー、ペパーミント、マージョラム、ユーカリ、ラベンダースピカ、レモン、レモングラス、ローズマリーシネオール
抗うつ作用うつ状態の落ち込んだ気分を高揚させて、気分を明るくする作用。イランイラン、ネロリ、ラベンダーアングスティフォリア、レモンバーベナ
抗炎症作用炎症を抑制する作用。イランイラン、カモミールローマン、カモミールジャーマン、クラリセージ、ジュニパー、ジンジャー、ゼラニウム、ティーツリー、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダーアングスティフォリア、レモングラス
抗カタル作用粘膜の炎症による過剰な粘液を、溶解排出させる作用。スペアミント、セージ、フランキンセンス、ユーカリグロブルス、ラベンダースピカ、ローズマリーカンファー、ローズマリーシネオール
抗菌作用細菌による感染を抑制する作用。グレープフルーツ、ゼラニウム、タイム、ティーツリー、タイム、フランキンセンス、マージョラム、ユーカリ、ラベンダーアングスティフォリア、ラベンダースピカ、レモン、レモングラス、ローズマリーシネオール
抗吐き気作用吐き気を鎮める作用。ペパーミント
昆虫忌避作用(蚊)蚊を寄せ付けない作用。シトロネラ、ゼラニウムエジプト、ユーカリレモン、レモングラス、メリッサ
催淫作用性欲を増進させる作用。イランイラン、シナモン、ジンジャー、タイム、ローズ
殺菌作用細菌を殺す作用。グレープフルーツ、タイム、ティーツリー、マンダリン、ユーカリグロブルス、ライム、ラベンダーアングスティフォリア、ラベンダースピカ、レモン、ローズウッド、ローズマリーシネオール、
食欲増進作用食欲を刺激し、活性化させる作用。ジンジャー、セロリ、タイム、フェンネル、レモン
自律神経調整作用交感神経と副交感神経のバランスを調整する作用。サイプレス、ジュニパー、ロックローズ
鎮咳作用咳を鎮める作用。サイプレス、ジンジャー、ユーカリラディアータ
鎮静作用興奮を和らげて落ち着かせる作用。イランイラン、オレンジビター、グレープフルーツ、コリアンダー、サンダルウッド、ジャスミン、マージョラム、マンダリン、ユーカリレモン、ラベンダーアングスティフォリア、レモングラス、メリッサ
誘眠作用睡眠を誘発させる作用。イランイラン、オレンジスイート、カモミールローマン、ベルガモット、マージョラム、マンダリン、ユーカリ、ラベンダーアングスティフォリア、レモングラス、メリッサ

精油の作用名は、香りの特徴や使われ方を整理するための“共通言語”のようなものです。
効能や効果を示すものではありませんが、香り選びのヒントとして知っておくことで、目的やシーンに合った精油を選びやすくなります。
気になる作用名があれば、精油辞典もあわせて参考にしてみてください。