仕事中にアロマを使う効果は?集中力アップやリラックスしたいときに効果的な香りも解説!

アロマは空気を浄化するほか、疲労やストレスを軽減する働きを持つ天然素材です。近年ではこれらの効果を期待して、オフィスにアロマを取り入れる企業も増えています。

この記事では、仕事中にアロマを使用することで得られる具体的な効果から主な使用方法、おすすめの香りや注意点までを紹介します。

目次

仕事中にアロマを使用することで得られる効果

アロマとは、植物の花や葉、果実や種子などから抽出した100%天然の植物由来の素材です。抽出する植物によって香り・効能は異なり、その香りを使って心身に働きかける自然療法のことをアロマテラピーといいます。

仕事中にアロマを使用することで得られる効果は、主に下記の4つです。

  • 集中力が高まる
  • 自律神経が整う
  • 気持ちを切り替えられる
  • 気を引き締める

以下では、4つの効果について詳しく解説します。

集中力が高まる

アロマには頭脳明晰作用のあるものがあります。例えばローズマリーやペパーミントなどに含まれる成分、シネオールやメントールは、脳への酸素供給をサポートし、覚醒や集中を促す効果が期待されています。

こうした香りを編集業務や経理業務など、集中力が求められる場面で取り入れることで、作業効率がアップし、快適に仕事を進められるでしょう。

アロマが持つ集中力アップ作用についてはこちらを参照ください。

自律神経が整う

アロマを使用すると交感神経と副交感神経のバランスが整い、自律神経が適切に働くのを促します。例えばラベンダーに含まれるリナロールやカモミールのアズレンは、神経を落ち着け、リラックスを促す効果があります。

自律神経が整った状態で仕事に取り組めば、業務効率がアップします。業務効率が高まれば残業時間を減らせ、ワークライフバランスをとりやすくなるでしょう。その他、次のような効果を期待できます。

  • やる気が出やすくなる
  • 集中力が続きやすくなる
  • 気持ちが落ち着く

仕事で成果を出すには、冷静な心で状況に向き合うことが重要です。例えば、大切な商談や会議の前にアロマを活用すると、「良い結果を出したい」という積極的な気持ちと、「結果に対するプレッシャー」からくる不安をバランスよく整えることができます。気持ちが落ち着き、集中力が高まれば、プレゼンや交渉でも自分の力を最大限に発揮できるでしょう。

会議

気持ちを切り替えられる

アロマの香りは、仕事中にモヤモヤしたときに気持ちを切り替えるときにも有効です。

アロマに含まれる一部の成分には、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える効果があります。この効果を活用すれば、ストレスマネジメントができるようになります。ストレスマネジメントとは、日常生活で生じるストレスにどのように対処し、うまく付き合っていくかを考えることです。
(出典:e-ヘルスネット「ストレスマネジメント」

仕事では業務内容や人間関係など、ストレスになる要因がたくさんあります。例えば、コミュニケーションのずれ、過剰な業務量やタイトな締め切り、自分の役割や責任範囲が不明確であること…、そんなときに、アロマを使ってストレスマネジメントをおこなえば、気持ちを切り替えられます。

アロマでストレスが軽減するメカニズムの詳細はこちら。

気を引き締める

アロマを活用すれば、気を引き締めることもできます。アロマは大脳辺縁系に直接作用するため、嗅ぐだけで脳が活性化します。嗅覚を通じて脳を刺激するので、即効性があり瞬間的に気持ちを活性化させ、眠気を防ぐ効果を得られる点がアロマの魅力です。

例えば、睡眠不足で頭が働かない・画面を見続けて疲労からくる睡魔で作業効率が下がる・長時間の会議で空気がこもっている、といった時にアロマを取り入れれば、眠気を解消できるでしょう。

仕事中にアロマを使う方法

職場はいろいろな人と共有するスペースだからこそ、アロマを使う場合には周囲に配慮することが重要です。周囲に配慮しつつ仕事中にアロマを使う方法は、次のとおりです。

  • ティッシュやハンカチに垂らす
  • ロールオンアロマを塗る
  • アロマディフューザーで香りを広げる

以下では、仕事中にアロマを使う3つの方法について詳しく解説します。

ティッシュやハンカチに垂らす

ハンカチ

仕事中にアロマを使う方法として、ティッシュやハンカチに垂らす方法が挙げられます。手軽かつ周囲に配慮しながらアロマを使えるため、特に、狭いオフィスで有効です。

具体的な方法は、アロマをティッシュやハンカチに3滴程度落とし、デスクに置いたり手に持ったりして香りを楽しみます。

注意点としては、好きな香りであったとしても近くで嗅ぎすぎないことです。香りが強すぎることによって気分が悪くなったり、目が痛くなったりする恐れがあるためです。ほのかに香る程度でもアロマの効果は十分に感じられます。

ロールオンアロマを塗る

アロマを仕事中に使用する場合、ロールオンアロマを取り入れることもおすすめです。ロールオンアロマとは、スティック状の容器にアロマが入っている持ち運びできる用品です。先端が球体となっており、塗り伸ばすことでアロマを使用できます。

ロールオンアロマに使用しているオイルのほとんどが植物油で希釈したもので、手首や首元などの好きな場所へアロマを塗るだけで、香水感覚で楽しめる点がロールオンアロマの特徴です。

ただし、一部のロールオンアロマでは原液をそのまま使用しているケースもあります。原液の場合、肌に刺激を与え炎症を起こす恐れがあるため、希釈されているかを必ず確認しましょう。
これまでに薬や化粧品などを塗って炎症を起こした経験がある方は、ご自身のお肌に問題ないか確認してから使いましょう。

ロールオンアロマ

アロマディフューザーで香りを広げる

オフィス全体にアロマを香らせたいときは、アロマディフューザーを使うことがおすすめです。アロマディフューザーを活用すれば、オフィス全体に香りを広げられ、社内全体でアロマの効果を実感できます。

アロマディフューザーは、風通しがよい場所や風上・給気口の近くに置くとよいでしょう。空気が流れやすい場所にアロマディフューザーを置けば、香りがきれいに広がります。

ディフューザーを効果的に使用したい場合は、アロマを使った空間デザインを専門におこなっている業者へ依頼することも視野に入れるとよいでしょう。

アロマディフューザーを置く場所についての詳細はこちら

仕事の効果を高めるアロマの香り5選

仕事の効果を高めるときにおすすめのアロマの香りは次の5つです。

香りの種類特徴・効能
レモングラスレモンのような爽やかな香りが特徴です。主に精神疲労を解消したり、脳を活性化させたりする働きを持っています。
仕事中に活用すれば、リラックスしたり集中力を高めたりすることができます。
ペパーミントピリッとした清涼感のある香りを持っています。メントールの刺激によって思考をクリアにするといった特徴があります。
思考がまとまらないときに活用すれば、思考力が高まり、作業効率がアップするでしょう。
ローズマリー若葉のような緑を感じる、みずみずしい香りを有しています。
集中力アップやリフレッシュ効果が期待でき、業務を一気に進めたいときや眠気をすっきりさせたいときに役立つ香りです。
ユーカリ清涼感や爽快感のある香りが特徴的です。鎮静作用やリラックス効果を持っています。
大事な会議の前や一息つきたいときに使うと、肩に入った力を和らげられます。
オレンジスイートオレンジのなかでも、甘くて爽やかな香りとなっています。
リフレッシュ効果を持っており、気持ちを切り替えたり、集中し直したりしたいときに活用できます。

仕事中にどのような効果を得たいのかを中心に香りを選ぶと、仕事が捗りやすくなります。これらの香りは万人うけしやすく、仕事中に使用しても周囲に不快感を与えることは少ないでしょう。

アロマを仕事中に使う際の注意点3つ

アロマを仕事中に使うときは、次の3点に注意しましょう。

  • 空気の流れが悪い場所で使うことを避ける
  • 合成香料や香水のような香りは避ける
  • 香りは数か月に一度くらいのペースで変える

アロマを使う際は、空気の流れが悪い場所で使うことを避けましょう。香りが留まり、香りのムラができてしまうためです。

アロマを仕事中に取り入れる際には、合成香料や香水のような香りは避けたほうが良いでしょう。これらは好みが分かれるため、職場で使うことにはあまり適していません。

アロマを使用する際は、香りは適度に変えるとより良いでしょう。特定のアロマを使い続けると慣れてしまうため、定期的に香りを変えてマンネリ化しない工夫をするのも香りを楽しむ方法の一つです。

仕事中にアロマでリラックス

【経営者向け】オフィスでアロマを使用するメリット

近年は、オフィスにアロマを導入する企業が増えている傾向があります。アロマを使ってオフィス空間の印象付けをすることをアロマ空間デザインと呼びます。アロマ空間デザインをオフィスに取り入れることで、次のようなメリットが得られます。

  • 職場全体の生産性アップが期待できる
  • 従業員のストレス軽減を図れる
  • 香りによるブランディング・ファンづくりができる など

アロマ空間デザインは、ビジネスを拡大するうえで欠かせない生産性や従業員満足度のアップ、ブランディングなどに有効です。

オフィスにおけるアロマ空間デザインのポイントについての詳細はこちらをご覧ください。

まとめ

アロマには集中力を高める・リラックスさせる・眠気を覚ますといった効果があり、仕事中に使うことで生産性アップが期待できます。

仕事中にアロマを使う場合は、ハンカチに垂らしたりロールオンアロマを使ったりする方法が手軽です。オフィス全体を香らせたいときは、アロマディフューザーを取り入れる方法もおすすめです。

オフィス全体でアロマを取り入れたい場合は、ぜひ、ウェルネスコンサルティング株式会社へお問い合わせください。100%ピュアなエッセンシャルオイルを使ったアロマ空間デザインを得意としており、アロマを活用した従業員満足度アップやブランディングをサポートいたします。


AOI’S AROMAでは、アロマの専門家が貴社の空間に合わせた最適な空間デザインをします。

当社では、東京・関東を中心に、関西や北陸・北海道含め、全国に200ヶ所以上の実績がございますので、どのような広さや空間でも対応可能です。

お問い合わせから、アロマ空間デザインに関する無料相談を実施しています。是非お気軽にご相談ください。

本記事の監修者

ウェルネスコンサルティング株式会社
代表取締役 葵 智恵子

葵 智恵子 ウェルネスコンサルティング株式会社
葵 智恵子 保有資格

ホテル、車ショールーム、クリニックをはじめ全国200ヶ所以上で香り空間デザインを実施

アロマの資格として、英国IFA認定国際アロマセラピストという、英国では看護師と同等の医療従事者として扱われる資格を取得。アロマ検定本『アロマ物語』監修。

アロマ空間デザイナー養成のためのアロマ空間デザインスクールを経営しており、全国から法人・個人の受講者が集まっている。

【保有資格】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次