超音波式アロマディフューザーが危険と言われる理由は?メリット・デメリットやおすすめの製品も紹介!

超音波式アロマディフューザーはアロマを手軽に楽しめるアイテムで、雑貨屋や家電量販店などで購入できます。ただし、使用する際には衛生面で注意が必要な点もあります。

衛生面の配慮が不足したまま超音波式アロマディフューザーを選ぶと、気づかないうちに体調を崩す恐れがあります。

この記事では、超音波式アロマディフューザーの特徴や危険性、メリット・デメリット、衛生面・安全面に配慮した製品について紹介します。アロマテラピーを安全かつ効果的に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

超音波式アロマディフューザーの特徴は?危険性があるといわれる理由も

超音波式アロマディフューザーとは、超音波による振動でアロマをミスト状にし、拡散する方式のディフューザーです。水とアロマを混ぜて使うタイプや、アロマのみで使用できるタイプ、アロマでない香料を入れるタイプ等があり、いずれも手軽に購入できることから、アロマを手軽に楽しみたい層を中心に人気があります。

しかし、超音波式アロマディフューザーの中でも水にアロマを垂らして使うタイプは、アロマの油分が埃と混ざり合い、容器の内側に汚れとして付着しやすいという特徴があります。この状態で清掃をせずに再び水を入れて使用すると、カビが生える原因となり、衛生面で問題が生じることがあります。そのため、使用後には定期的な清掃が必要です。

手入れが行き届いていない超音波式アロマディフューザーを使い続けると、ミストを介してカビや雑菌を吸い込んでしまい、健康に害を及ぼします。

健康面に害を及ぼす恐れがある・毎日のこまめな清掃が必要で手入れが大変といった理由から、水にアロマ(精油)を垂らして使うタイプのディフューザーはあまりお勧めできません。

気管支の不調を訴える女性

ほかにも、専用の液体を入れて香りを楽しめる加湿器兼ディフューザーもありますが、その場合使用する液体はアロマ(精油)ではなく、香料を混ぜ合わせたフレグランスです。人工的に作られた香りで好みが分かれやすいほか、アロマの薬理効果はありません。

精油そのものを使えるもの、が一番オススメですが、このタイプは数少ないです。当社が調べた中では、cadoの「STEM mini」は、精油だけでも使えるモードがあります。

超音波式アロマディフューザーのメリット

超音波式アロマディフューザーには、下記のようなメリットがあります。

  • 安く購入できる
  • 作動音が小さい

雑貨屋や家電量販店などで販売している超音波式アロマディフューザーは、3,000円前後が相場です。費用をかけずにアロマを取り入れられる点は優れているといえます。

モーターを使わないため、作動音が小さいといった特徴があります。会議室や寝室など、使用場所を選びません。

超音波式アロマディフューザーのデメリット

超音波式アロマディフューザーは、デメリットもあります。

  • 拡散力が弱い
  • 手入れが大変
  • 加湿効果を期待できない

以下では、超音波式アロマディフューザーのデメリットを解説します。

拡散力が弱い

超音波式アロマディフューザーは、広い部屋では香りが均一に広がりにくいという欠点があります。超音波式アロマディフューザーの多くは、5〜10畳程度の広さに対応している製品です。

静音で使いやすいというメリットがある反面、どうしても、香りを広げるパワーが小さくなるため、リビングやオープンスペースなど広い空間では、香りの効果を十分に実感できない場合があります。

手入れが大変

水を使うタイプの超音波式アロマディフューザーは定期的な手入れが必要で、手間に感じる方も少なくありません。

水とアロマは混じらないので、アロマの油分が埃と一緒にタンクの内側に汚れとして残ります。この汚れをそのままにすると、水分と相まってカビや雑菌が繁殖します。

そして気づかないまま使い続けると、カビを部屋中に放出していることになり、却って体調が悪くなることもよくあります。

水を使う超音波アロマディフューザーとカビ

衛生面を保つには、毎日使用後に残っている水をすべて捨てる・タンク内部を洗浄するといった手入れが必要です。尚、精油の洗浄には水は適していません。毎日、エタノールできれいに拭き取りましょう。

加湿効果を期待できない

水を使うタイプの超音波式アロマディフューザーは、香りを広げるために水の力を利用しているもので、加湿することを目的に作られていないため、乾燥対策には向いていません。

室内を加湿しながら香りを楽しみたい場合は、アロマディフューザーとは別で加湿器を設置することがおすすめです。どちらも用意すれば室内を加湿しつつ香りを楽しめます。

超音波式だけでなく加熱式のアロマディフューザーも危険な理由

参考までに、アロマディフューザーを選ぶ場合、超音波式だけでなく、下記の理由から加熱式も注意が必要です。

  • 火事になる危険性があるため
  • ブレンドされた本来の香りが失われるため

ここからは、注意が必要な2つの理由について解説します。

火事になる危険性があるため

加熱式アロマディフューザーは、火を使うものや、電気で高温にするものも多いため、取り扱いを誤ると火事になる危険性があります。特にキャンドル式のディフューザーは、そばに燃えやすいものがあると事故につながるリスクが高まります。

就寝中や外出中に加熱式アロマディフューザーを使用することは火災などのリスクが伴うため、避けるべきです。安全性を確保するためには、加熱式アロマディフューザーの使用そのものを見直し、より安全なタイプのディフューザーを選ぶことをおすすめします。

ブレンドされた本来の香りが失われるため

加熱式アロマディフューザーは、精油を温めることで香りを拡散します。ただし、熱が加わることで精油本来の香りが変化してしまう場合があります。

一部の精油は、熱が加わることで揮発性の高い成分が先に蒸発しやすく、調合した通りのブレンドの香りにならないことがあります。そのため、精油本来の香りやバランスを楽しみたい場合には、加熱を伴わないディフューザーの使用がおすすめです。

衛生面・安全面を考慮するなら「ネブライザー式・コンプレッサー式」がおすすめ!

衛生面や安全面を考慮するなら、ネブライザー式やコンプレッサー式のアロマディフューザーが適しています。

これらのアロマディフューザーは、熱や水を使用せずにエッセンシャルオイルを霧状にして拡散できる製品です。カビや雑菌が繁殖しにくいだけでなく、熱を加えないため火事になる危険性もありません。成分が変化することもないため、本来の香りを楽しめる点も魅力です。

ネブライザー式・コンプレッサー式のアロマディフューザーを購入する場合、次の製品がおすすめです。

  • Arocute® アロマディフューザー
  • AROMAX DC アロマディフューザー

これらの製品の特徴を簡単に解説します。

Arocute® アロマディフューザー

Arocute® アロマディフューザーは、作動音が気にならない静音タイプのディフューザーです。高さ26.1cm×幅10.1cm×奥行き12.7cmとコンパクトで、寝室や会議室に設置しやすいサイズです。

電源のON・OFFや濃度調整、稼働時間設定は専用のアプリで管理でき、使用しやすいことも特徴として挙げられます。機能性に優れており、日々の生活に取り入れやすいアロマディフューザーを求める方におすすめです。

AROMAX DC アロマディフューザー

AROMAX DCは洗練されたデザインと高い静音性を誇るアロマディフューザーです。エアアロマ社の特許である「コールド・エア・ディフュージョン」を取り入れた製品で、アロマをマイクロミスト化して細かく拡散できるといった特徴があります。

本来の成分を壊すことなくピュアな香りを楽しめるため、ワンランク上のディフューザーを求める方に人気です。

aromax airaroma

まとめ

超音波式アロマディフューザーは、安く購入できる・作動音が小さいといったメリットがあるものの、水を使用するタイプは衛生面であまりおすすめできません。毎日のこまめな掃除が大変な一方、手入れを怠るとタンク内にカビや雑菌が繁殖して、健康に害を及ぼす恐れがあります。

安全性・衛生面を考慮してアロマディフューザーを選びたい方は、水を使わないタイプの超音波アロマディフューザーか、もしくはネブライザー式アロマディフューザーがおすすめです。熱や水を使わないため、手間をかけず衛生的かつ安全に、ピュアな香りを楽しめます。


AOI’S AROMAでは、アロマの専門家が貴社の空間に合わせた最適な空間デザインをします。

当社では、東京・関東を中心に、関西や北陸・北海道含め、全国に200ヶ所以上の実績がございますので、どのような広さや空間でも対応可能です。

お問い合わせから、アロマ空間デザインに関する無料相談を実施しています。是非お気軽にご相談ください。

本記事の監修者

ウェルネスコンサルティング株式会社
代表取締役 葵 智恵子

葵 智恵子 ウェルネスコンサルティング株式会社
葵 智恵子 保有資格

ホテル、車ショールーム、クリニックをはじめ全国200ヶ所以上で香り空間デザインを実施

アロマの資格として、英国IFA認定国際アロマセラピストという、英国では看護師と同等の医療従事者として扱われる資格を取得。アロマ検定本『アロマ物語』監修。

アロマ空間デザイナー養成のためのアロマ空間デザインスクールを経営しており、全国から法人・個人の受講者が集まっている。

【保有資格】

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