睡眠時におすすめのアロマとは?効果的な理由や活用方法を紹介

現代社会では、ストレスやスマートフォンなどの影響により、睡眠の質が低下している人が増えています。

そんな中、自然の香りでリラックス効果をもたらすアロマが、注目を集めています。アロマテラピーは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使い、心身のバランスを整える自然療法です。とくに睡眠前にアロマを活用することで、深く質の良い眠りをサポートしてくれます。

この記事では、睡眠におすすめのアロマの種類やおすすめのアロマの使い方、アロマを使用する際の注意点について紹介します。

目次

アロマが睡眠に効果的な理由

アロマが睡眠に効果的な理由について、以下の2つを紹介します。

香りが脳に直接影響を与えるため

人間の嗅覚は大脳とダイレクトに結びついており、快・不快が瞬時に伝わります。

嗅覚は、香りを感じ取るとダイレクトに脳の「大脳辺縁系」という感情や記憶を司る部分に情報を伝えますが、これは視覚や聴覚よりも早く、強く脳に影響を与えるルートとなっています。

そのため、リラックス効果のある香りを嗅ぐことで、副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態に入りやすくなり安眠に繋がります。

アロマに含まれる成分にリラックス効果があるため

アロマオイルには、それぞれ異なる有効成分が含まれています。

たとえば、ラベンダーの「リナロール」や「酢酸リナリル」には鎮静作用があり、心を穏やかにしてくれる効果があります。

アロマによっては抗不安作用やホルモンバランスを整える効果もあり、睡眠だけでなく日中のストレス緩和にも役立ちます。

これらのアロマに含まれる成分により、リラックスすることができるため、より良い睡眠に繋がりやすくなります。

睡眠に効果的なアロマオイルの種類

睡眠の質を高めてくれる代表的なアロマオイルを紹介します。

ラベンダー

「睡眠といえばラベンダー」と言われるほど、定番の精油です。柔らかくフローラルな香りが特徴で、緊張をほぐし、心を穏やかにしてくれます。特に、リナロールと酢酸リナリルという成分が副交感神経を活性化し、寝つきを良くする効果があるとされています。

カモミール

リンゴのような甘く優しい香りが特徴のカモミールは、心身をリラックスさせる効果が高い精油です。中でも「カモミール・ローマン」は、神経の興奮を鎮め、イライラや不安を和らげてくれるといわれています。心がザワザワして眠れない夜におすすめです。

ベルガモット

柑橘系の爽やかな香りで、気持ちを明るくしつつもリラックスへ導いてくれる精油です。ストレスや緊張からくる不眠に効果的で、うつうつとした気分を和らげる作用もあります。就寝前のリフレッシュにぴったりです。

シダーウッド

森林浴のようなウッディな香りが魅力のシダーウッドは、気持ちを落ち着ける効果があり、深くゆったりとした眠りに導いてくれます。頭が冴えて眠れないときや、心を静めたいときに最適な精油です。

おすすめのアロマの使い方

アロマを使う際には、いくつかの方法があります。ライフスタイルに合わせて、正しい使用方法で取り入れていくのがおすすめです。

アロマディフューザーで拡散する

アロマディフューザーは、精油を微細なミストにして部屋に拡散する機器です。

アロマディフューザーを使用すると、比較的広い範囲に香りを行き渡らせることができるため、寝室全体をリラックスできる香りで包むことができます。

タイマー付きのディフューザーを使えば、寝入りだけ香りを楽しみ、眠りが深くなった頃に自動でオフになるよう設定も可能です。

バスオイルとして使用する

お風呂に数滴のアロマオイルを入れることで、香りを全身で楽しむことができます。入浴による温熱効果と香りのリラックス効果が合わさり、深い眠りに入りやすくなるでしょう。

特に、エプソムソルトに精油をなじませてお風呂に入れると、筋肉の緊張もほぐれ、心身ともにリラックスできます。

アロマスプレーとして使用する

アロマスプレーを、空中にスプレーしたり枕やシーツを吹きかけて使用するのも簡単な方法です。

手軽に香りを楽しむことができ、寝室全体に香りが広がり過ぎるのを避けたい場合にも最適です。

アロマを使用する際の注意点

アロマは自然の成分ですが、使用方法や量を間違えると逆効果になることがあります。使用する際は、以下の点に注意が必要です。

精油の濃度に注意する

精油は、高濃度の植物エキスです。そのため、肌に直接塗布する場合には必ずキャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)で適切に希釈する必要があります。

原液のまま使用すると、皮膚に刺激を与えたり、炎症を起こす恐れがあります。特に敏感肌の方やアロマ初心者は、精油の使用方法をしっかり確認してから使うようにしましょう。

妊娠中の方や持病がある方は注意が必要

一部の精油には、ホルモンに作用したり血圧や内臓機能に影響を与える成分が含まれている場合があります。

そのため、もしお肌に塗布する場合は、妊娠中・授乳中の方や持病のある方は自己判断での使用を避け、事前に医師やアロマの専門家に相談されることをおすすめします。

なお、香りを嗅ぐ程度の使用であれば、通常は問題ありませんが、体調や体質によって個人差があるため注意が必要です。

アロマの保存方法

 精油は光や熱の影響を受けやすく、時間の経過とともに成分が変質しやすい性質を持っています。そのため、良い状態を長く保つためには、適切な保管方法を心がけることが重要です。直射日光が当たる場所や、湿気の多い高温の環境は避け、できるだけ涼しくて暗い場所に置くようにしましょう。

また、一度開封した精油は空気と触れることで酸化が進みやすくなるため、使用後はしっかりとキャップを閉めることが大切です。品質を保つためにも、開封後は早めに使い切ることをおすすめします。

まとめ

アロマを日々の生活で活用することで、無理なく心と体をリラックスさせ、快適な眠りに導くことができます。

睡眠に効果的なアロマは様々ありますが、特にラベンダーやカモミールなどの精油は初心者にも使いやすく、生活に取り入れやすいものばかりです。

眠れない夜やストレスの多い日には、ぜひアロマを取り入れてみてください。自分に合った香りや方法を見つけて、ナチュラルで心地よい睡眠習慣を始めましょう。


AOI’S AROMAでは、アロマの専門家が貴社の空間に合わせた最適な空間デザインをします。

当社では、東京・関東を中心に、関西や北陸・北海道含め、全国に200ヶ所以上の実績がございますので、どのような広さや空間でも対応可能です。

お問い合わせから、アロマ空間デザインに関する無料相談を実施しています。是非お気軽にご相談ください。

本記事の監修者

ウェルネスコンサルティング株式会社
代表取締役 葵 智恵子

葵 智恵子 ウェルネスコンサルティング株式会社
葵 智恵子 保有資格

ホテル、車ショールーム、クリニックをはじめ全国200ヶ所以上で香り空間デザインを実施

アロマの資格として、英国IFA認定国際アロマセラピストという、英国では看護師と同等の医療従事者として扱われる資格を取得。アロマ検定本『アロマ物語』監修。

アロマ空間デザイナー養成のためのアロマ空間デザインスクールを経営しており、全国から法人・個人の受講者が集まっている。

【保有資格】

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