2015年10月30日(金)にフランス大使館で行われた、フランスアートウォッチAKTEOの記者発表会にて、ウェルネスコンサルティング株式会社が会場をAKTEOイメージアロマにてアロマ空間デザインいたしました。
会場は、イメージ音楽とイメージ画像とイメージアロマの、五感に訴える演出で、AKTEOの世界観に包まれました。
AKTEOとは
「AKTEO」は、ジャン=クリストファ・マレシャルにより1988年に時計製造の町、フランスのブザンソンで立ち上げられたアートウォッチブランドです。
マレシャル氏によるアート感覚あふれるデザインは、熟練した職人の手を経て、アートとテクノロジーの融合した精巧な時計を生みだします。
ユニークなデザインは、「芸術・人生・自然・職業・スポーツ・文明・時」の7つのメインテーマにそって展開されています。
料理やガーデニングのデザインもあれば、楽器やレコードのデザイン、愛をイメージしたデザインなど、かわいらしくユニークなデザインで、価格帯も、何本も持つのに負担の無い設定となっています。
AKTEO記者発表会の様子
記者発表会では、ブランドの特徴や日本での展開について語られました。
日本では若者の大半が腕時計をしていないという現状、また、仕事の時もプライベートの時も同じ時計をずっとつけていることが多いという現状、さらには、革ベルトより金属製のベルトの時計が圧倒的に多いという現状についても語られました。
仕事とプライベートで服を替えるように、時計も、そのシーンに合わせたものに「着替える」というおしゃれを楽んでみては、というお話をされていました。
↑記者会見の様子。後ろに映っているのが、アロマディフューザーです。
ブランド戦略、イメージ戦略において、香りは、必要不可欠なものです。その価値をご理解いただき、今回のお話に至りました。
デザイナーのジャン=クリストファ・マレシャル氏と記念撮影。
AKTEOのイメージアロマのコンセプト
AKTEOブランドのコンセプトから、香りのコンセプトを次のようにまとめました。
■共通テーマ
・パリっぽさ
・女性らしさ(40~50代キャリアウーマン)
■イメージキーワード
・ボサノバ
・パリの昼下がり
・気持ちの良い風
・爽やか
・あたたかい陽射し
・なんとなく気持ちのいい
こちらのプロモーションビデオを流している間も、香りが世界観を支えます。
AKTEOのイメージアロマのブレンド
「時計の針が刻む24時間」の中で「春夏秋冬」が移り変わり、「時計=人生」を表すというテーマで、以下のようなブレンドを作成しました。
①春~夏向けのブレンド
春~夏のパリの昼下がりをイメージした、あたたかな陽射しを感じる爽やかな香り
ベルガモット
ラベンダー
グレープフルーツ
マージョラム
「パリの昼下がり」「あたたかな陽射し」「爽やか」というワードから、
パリの柔らかい陽射しが連想されるようなベルガモット、春~夏のすっきりとした気持ちのよい風、空気感を演出するグレープフルーツをブレンドしました。
「ラベンダー」で品があり優しい女性らしさを、ターゲットとされている40~50代/キャリアウーマンの凛とした様子を少しスパイシーな「マージョラム」で表現しました。
柑橘の香りに、「ラベンダー」で女性らしい丸みをプラスし、「マージョラム」で可愛くなりすぎない大人の品格のイメージを加えられるよう考えました。
②秋~冬向けのブレンド
秋~冬のパリの昼下がりをイメージした、あたたかな陽射しを感じる爽やかな香り
ベルガモット
ラベンダー
カモミール・ローマン
オレンジ
ラベンサラ
ベースの「ベルガモット」と「ラベンダー」は同一です。
春~夏との違いは、すっきり感を表現する為にブレンドしていたグレープフルーツの代わりに
より秋~冬の陽射し独特のあたたかさを演出するため「カモミール・ローマン」と「オレンジ」を加えました。
オレンジに「カモミール・ローマン」を少量加える事で、秋~冬を思わせる空気のこっくり感を出しています。
今回は、スパイス要素として「マージョラム」ではなく「ラベンサラ」を使用しました。「キャリアウーマンの気品や品格」という意味合いで使用しています。
会場での香りの演出
使用したディフューザー
フランス大使館という場所で、アートウォッチのイメージアロマの演出ということで、ディフューザーもおしゃれな円柱タイプのものを使用しました。
演出の方法
ディフューザーの置き場所は、会場全体に香りが広がりやすい前方に設置。
会場には1時間ほど前から香りの演出を始めました。
受付エリアから既にいい香りが漂っています!!
AKTEOの世界観の香りでお出迎えです。
当日は午前にプレスの方々が約50名、午後にバイヤーの方が50名、とたくさんお見えになりました。
デザイナー、ジャン=クリストファ・マレシャル氏の感想
AKTEO様からも、「ブランド価値向上につながりました」と好評でした。
デザイナーのジャン=クリストファ・マレシャル氏も、「香りのデザインという視点はとても面白い、ありがたい」というコメントとともに香りをたいそう気に入っていただき、お礼に、着物に似合うウォッチを、ということで、「和」をイメージしたウォッチを直々にプレゼントいただきました。
着物の時に腕時計をつける習慣が無かったので、確かにこういうデザインであれば、しっくり来ると驚きました。和服を着るシーンでも活躍するとは、やはり本物のデザインというのは、素晴らしいものですね。
さいごにおまけ
AKTEO様の時計には、不思議な魅力があります。
カタログで見ているより、実際に見るとだんぜん魅力的で、
さらに実際につけてみると、思いがけないフィット感や美しさがあるのです。
その例が「文明」シリーズの、「Zen Garden」。白い部分は石庭の砂紋、12時のところには灯篭、長針と短針は竹、になっています。
カタログで見たときは、スクエアと黒いベルトから、かっこいいスーツスタイルの時にいいのかな、なんて思ってましたが、着物に合わせてみると…
このとおり。和服の時って、時計が合わないので悩ましいですが、この時計なら見事調和してくれます。
「時計を着替える」
皆様も、シーンに合わせて毎日時計を変えてみるのも、心のリフレッシュになるかもしれません!